ムラサキシキブは、日本各地の林などに自生し、落葉低木で紫色の果実が美しいので観賞用に栽培されています。
名前の由来は平安時代の女性作家「紫式部」ですが、もともと「ムラサキシキミ」と呼ばれていたのが、その発音から紫式部を連想したためと思われています。
※「シキミ」とは重る実=実がたくさんなるという意味。
庭木や公園などに植えられていて一般的によく見られるのはコムラサキという栽培品種です。全体に小ぶりですが実の色は濃く、葉の上側にびっしりと多くの実をつけます。
騎西屋の工房の庭にあるのもこちらです。
属名の「カリカルパ」はギリシャ語の「美しい果実」という意味で、
英名は「Japanese beautyberry」です。
紫の実は珍しく、鮮やかな色は目を引きますね。